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小林多喜二と埴谷雄高
Amazon:荒木優太 【 小林多喜二と埴谷雄高 [文庫] 】


※ このテクストはもともと高橋から荒木への私信として構想され、書かれ、何人かにメールが送られ、そののち、第三者の判断で公開が提案されることとなった。読者は、以上の経緯を念頭においてほしい。


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 小林多喜二と埴谷雄高という二人の作家がいて、少しだけではあるが、同じ時代に生きた。物語はこの二人の出会いから始まる、というのがこの本の書き出しである。といっても、二人が出会うことはなかった。せっかくどちらかがどちらかに会いに行ったのに、留守だったのだ。
 
 昔の作家は、よく会いに行った。吉本隆明さんが太宰治の話をするときには、いつもあの人にカンパを頼みに行った。優しい人だった、と言っている。同じ話を何回もあちこちで言ってるのだ。それだけのことだった、ということだ。会いに行く、という場面から書き始めたのは、この著者のミソであるのかも知れぬ。書いた本人は人間嫌いである。そのことは本人がそう言っているから間違いない。違う言い方ではあるが。それなのに平気な顔でこういうことをする。著者は抜け目なく、なかなか油断のできない人物のようだ。
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転載元:大村益三【〈B術の生態系〉Bな人のBな術(2013年02月13日更新)】 
 


「東京が変われば、日本が変わる」。恐らくそれは「西欧が変われば、世界が変わる」と同じ様な意味を持っている言葉だったに違いない。「東京が変われば、日本が変わる」が、「東京が変われば、東京以外は否応なく巻き込まれる」なのか「東京が変われば、東京以外の手本になる」なのかは判らない。いずれにしても、「東京」が示した現実としての「変わる」が、慨嘆の対象であるかもしれない「選挙の有名無実化」等々であるならば、「東京が変われば、日本が変わる」という題目を「日本」が受け入れる限り、「日本」もやがてそう「変わる」べきなのであろう。「東京が落ちる所まで行けば、日本も落ちる所まで行く」(=死なば諸共)。しかしそれは御免被りたい。

「東京」の展覧会巡りの続きを書く。
(転載者注:前エントリ→【イーサン・ハントのフラッシュバック】) 
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「PTSD」という言葉が精神医学に於いて初めて登場したのは1980年になる。「アメリカ精神医学会(APA)」が定め、「世界」的に使用されている精神障害に関するガイドラインである「DSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders:精神障害の診断・統計マニュアル)」の、「DSM-III(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Third Edition)」というバージョンに、当時の「アメリカ国家」の社会制度的変容の要請もあって、その語は些か拙速に誕生した。「DSM-IIII」はその小改正版である「DSM-III-R」(1987)から、「DSM-IV」(1994)、「DSM-IV-TR」(2000)を経て現在の「DSM-5」(2013)へと至る。「DSM-III-R」までに存在した「通常の人が体験する範囲を越えた(experienced an event that is outside the range of usual human)」という、専ら「ヴェトナム帰還兵」を想定していた表現を改めた「DSM-IV」から、「PTSD」の「診断基準(criteria)」を引用する。尚「アメリカ精神医学会」が公認する、味わい深い日本語で訳された同書に於ける「PTSD」の「公式」的な和訳は「外傷後ストレス障害」である。
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それが「三年殺し」になるのか「七年殺し」になるのかは判らないが、東京の展覧会巡りで相当の距離を歩いたので、これを書いている身体の疲労はピークに達している。

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転載元:大村益三【〈B術の生態系〉Bな人のBな術(2013年10月3日更新)



終了したばかりの過去のドラマから引く。因みに先週土曜日(2013年9月28日)までの懸念材料であった「あまロス(あまちゃんロス症候群)」等と呼ばれていたもののほぼ全ては、早晩時間が解決してくれるだろう。



(黒川)お客さん あの ゼロが1個多いんですけど…。
(荒巻)知っとるわ ボケ あほんだら! われ あほんだら 今 車ん中で話してた事 あほんだら 誰にも言うなよ あほんだら! おう? 大江戸タクシーの黒川正宗さんよ!
(黒川)はい…。
(春子ナレ)「太巻さんは パパを恫喝しました。得意の関西弁で」。
(荒巻)もし あほんだら どっかに漏れたら あほんだら 己の仕業やからな あほんだら! 自分東京湾に沈められたいんか! あほんだら!あほんだら!あほんだら!あほんだら!あほんだら! よし行こうか。

「あまちゃん」第95話
 

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転載元:大村益三〈B術の生態系〉Bな人のBな術(2013年8月30日更新)
 

ネットで "Pacific Rim"(movie)を調べた。カタカナの「パシフィック・リム」ではなく英語のそれだ。"Cool Japan" が本当であれば、英語圏のサイトには "cool" の言葉が乱れ飛んでいても良い筈だが、実際には "silly" "stupid" "ridiculous" "unwise" "childish" 等といった悪罵も多く見掛けた。

同映画にも登場する「有人巨大人型兵器」は、「マジンガーZ」以来の日本特有の「妄想の様式」である。従って英語を話す人達は、その様な「異文化」の「妄想の様式」に対して、彼等の現実的なものに対する単語である "robot" とは呼ばず、"mecha(mech)"=「メカ」というエキゾチックな「日本語」を当てたりもする。
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転載元:大村益三 〈B術の生態系〉Bな人のBな術(2013年8月30日更新)
 


承前

プラモデル雑誌「月刊 Model Graphix」2009年4月号から2010年1月号に掲載(2009年10月号休載)された「原作」の漫画のタイトルに「妄想カムバック」とある様に、劇場アニメ化された「風立ちぬ」もまた紛れも無く「妄想」であり、従って広く共有される事を始めから放棄している。劇場では「映画をご覧になったあとにお読みください」と書かれた二つ折りのカードが渡される。それを開くと鈴木敏夫プロデューサーの自筆メッセージと、QRコード、検索ワード、URLが載っている。そのメッセージは観客に対する「試験問題」になっている。

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先ほどの更新に引き続き、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
おめでた可愛い図画で本年の更新開始を宣言させて頂きたく存じます。



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イラスト:mari_low(Pixiv:もじゃ☆マリロー
 
そろそろお正月も終わってしまいますが、本年も宜しくお願い致します。
…と同時に、今年が皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。

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イラスト:寺田めぐみ(公式ウェブサイト:土星カフェ

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