自著紹介


 さて、「ススメ」の更新はとても久しぶりなわけだが、今回は、この沈黙に見合った超弩級の号外である。

 En-Sophに連載してきた在野研究列伝が加筆修正されて本として出版される。

 その名も、 『これからのエリック・ホッファーのために――在野研究者の生と心得』。

 東京書籍から刊行、全国の本屋に並ぶ。気になるお値段は、1500円(税込1620円)と、驚異の激安設定である。アマゾンでも予約が始まっている

 大学の人文社会系不要論が盛んな今日、企業や政府の「学問なんて役立たないでしょ?」でもなければ、大学人の「役立たないものを守れ!」でもない、オルタナティブな学問道を目指して。「これから」の道しるべを、在野の先達が伝える「在野研究の心得」として学ぶ。

 気になる人選&目次は以下の通りだ!
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承前と告知 

承前〕で言及の通り、多摩美術大学の青野聰研究室が発行する学生・OB作品集《多摩美文學》に短編小説を寄稿しました。タイトルは《≠ストーリーズ》、名義は戸籍の方を使用し、総文字数はおおよそ2万7千字。原稿用紙換算では90枚弱(※ 青野教授が三月末付けで退官なさったため、作品集はこれが最終号となる。実本は画像参照)
 

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 【多摩美術大学 文学特殊研究ゼミ誌2013-14 青野聰教授退官記念号 《多摩美文學》】

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 先月、研究成果である『小林多喜二と埴谷雄高 [文庫]』を発表発売した。

 以下、その正誤表を掲げておく。二週間程時間をとって、注意を払って校正に臨んだつもりだったが、多くの誤りを出してしまった。深く反省する。これも含めて今現在の自分の無能と受け取り、今後さらに精進していきたいと思う。次の活動に、この経験が生かせれば幸いだ。

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 予告していた拙著『小林多喜二と埴谷雄高』(http://www.v2-solution.com/booklist/978-4-86476-088-1.html)がやっと、Amazonにて発売された。

 本書は多喜二と埴谷という両極端な作家のテクストを用いて、政治と文学の関係を再考する書物だ。なぜ出会ってもないのに同志との連帯を信じれるのか。リンチ事件を起こしてしまう政治組織の構造とは何か。なぜ多喜二の小説は読みやすいのか。なぜ埴谷の小説は読みにくいのか。大学では読めない新進気鋭の在野研究、ここにあり。どうぞ宜しく。

 目次はここに(http://www.en-soph.org/archives/22990899.html)。

(何と刊行日2月20日は多喜二の命日である。運命的なこのめぐり合わせに感謝している)。
cover (2)


 私のtwitterでは既に予告したが、今月下旬(予定日は18日)にブイツーソリューション様から文庫の形で初の単著を出すことになった。

 タイトルは、『小林多喜二と埴谷雄高』。Amazonで税抜き価格800円で購入できるようになる。電子書籍販売サイト「パブー」で公開していた論考(http://p.booklog.jp/users/arishima-takeo)を元にしているが、加筆修正を重ねる中で殆ど書き下ろしに等しいものに出来上がった。研究書にありがちな文脈なき個別作品論の羅列ではなく、通読に耐える一書に仕上げたつもりだ。序章を入れて、全五章構成の262ページ。
 
 以下、目次を掲げておく。

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