【幸福否定の研究とは?】
勉強するために机に向かおうとすると、掃除などの他の事をしたくなったり、娯楽に耽りたくなる。自分の進歩に関係する事は、実行することが難しく、“時間潰し”は何時間でも苦もなくできてしまう。自らを“幸福にしよう”、"進歩、成長させよう”と思う反面、“幸福”や“進歩”から遠ざける行動をとってしまう、人間の心のしくみに関する研究。心理療法家、超心理学者の笠原敏雄が提唱している。
理由のひとつとして、2年前から計5名の末期がんの患者さんを施術し始めたことがあります。その経験から得た知見によって新たに書き加えなければならないことが発生し、併せて全体の構想も変わっていきました。今回は、そういった点なども含めて、長期化した連載全体の内容を簡潔にまとめてみたいと思います。