【チェレラの峠】ブータンについて---28から続く
(本文、デジタル画像編集、構成/東間 嶺、以下すべて同じ)
仲間たち
朝7時、ネテンの運転するSUVでパロのホテルを出発した。西へ向かって30分ほど走ったところに集落があり、ネテンはそこでSUVを停めた。一年半前のトレッキングの時にアシスタントをしてくれたギレが待っていた。懐かしくて、思わず記念撮影する。もう会うことは無いだろうと思っていたけれど、行動さえすれば、またこうやって会うこともできるのだ。
10時少し前、やっとシャナに到着した。トレッキングのクルーが調理や食事、そして夜寝る時に使う赤いテントが張ってあって、その中から、ドルジが出てきた。こちらも前回のトレッキング以来で、言葉はあまり通じないけど再会を喜び合った。ジャムソー同様、ドルジも勤めている旅行会社の仕事を休んで、私のトレッキングに同行してくれたのだ。 » すべて読む