「みんな、オラに元気を分けてくれ!」という名セリフは覚えている人も多いでしょう。
この物語の主人公である孫悟空は、自分一人では倒せない強大な敵に対峙した時、地球上の皆から少しずつ「元気」を貰って、それを一身に集め解き放つのです。
・教育機関や美術団体のピラミッドを利用して生計を立てる方法
は、元気玉の「お金」バージョンに似ています。他にも美術関係だと公募展や、有名作家の版画販売なんかもそうです。この構図は他の多くの事象にも類似しています。
募金・税金・宝くじ・ねずみ講・宗教等のお布施・フランチャイズ経営・PCのOS販売・ゲーム販売・CDで握手会など、変形バージョンも含めるとバリエーションは無限で、枚挙に暇がありません。これらは、上手く使いこなせれば元気玉のようにとんでもない力があります。
実際、上場している株式会社のほとんどはこのバリエーションで利益を上げています。
個人でもマイケルジャクソンのように、一人で数十億人を喜ばせることが出来れば超元気玉です。 きしわぎの喉が「ゴクリ・・・」と鳴りました・・・ これでは、前回の話に戻っちゃうじゃないか。
ドラゴンボールでは界王さまに授けられた”元気玉”は”悪の心”があっては、操ることが出来ません。コチラの元気玉も使い方を間違えると、人に恨まれるし、最悪の場合は逮捕です。
皆様も決して悪の心で、元気玉を操ることの無いように!
そんじゃーね!
じゃなかった・・元気玉商法には多大なるメリットがあるのも確かですが、
・教育機関や美術団体のピラミッドを利用して生計を立てる方法
この場合を考えてみると、限られた元気玉をピラミッド内で分配するために、過酷な身内競争が起こることが想像に難くありません。
元気玉自体を無限に大きくし続けない限りは、隣の報酬アップは自分の報酬ダウンに繋がってしまいますので、皆が幸せなサイクルには持っていけそうにありません。そして分配を決定することの出来る、ピラミッドのトップには強い「権力」が生まれ、それが皆の関係をグニャりと歪ませてしまう可能性が高くないでしょうか?
組織の構成メンバーが「倫理や、公益性」よりも「権力や、自己利益」を志向しないとは限らないからです。
こういった”組織の構造”そのものから、ストレスフルな毎日を強いられる可能性があるなんて・・・。
しかも、これは多くの一般会社にも当てはまる構図っぽいのです。
う~ん、、なんか、構造自体に不備があるっぽい・・・。
”参加する人がみんな幸せになれるシステム”を見つけ出すことが将来の幸せに繋がる気がする!が、そんな方法があるなら、誰も苦労しないわい・・・と、きしわぎは思いました。
しかし色々調べてみると、そういうシステムを見つけた人は案外沢山いるようなのです。
でも、それはまたの日の話。