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 小説を書くことが止められない。最初は作家になりたいと思って、就職活動みたいな気持ちで書いていた。新人賞に応募し、かすりもしなくても、根拠もなく自分は作家になれるのだと信じていたし、落ちても落ちても書き続けてきた。

 しかし作家志望歴も10年を超え、さすがに新人賞を取るのは難しいかもしれないと悟るようになっても、それでも小説を書きたい、いや書かねばならないという気持ちがどこからか湧いてくる。確かにひとつの作品を書ききった後は、もうこれ以上小説を書くのは無理だと思いこむ。けれどしばらくするとまた書きたい書かねばならないとの考えがあふれてくるのだ。書く小説は新人賞に応募するためのものだし、作家として世に出るための創作であることは間違いないのだが、新人賞を受賞することがどれほど絶望的であったとしても、書くのを止めるという選択肢を選ぶことができないのである。はたから見れば愚かかもしれない。報われない努力を延々としている。でも小説を書くことが、いつの間にか、単に作家になるための手段としてではなく、創作そのものが生きることの目的となっていることに気づいた。

 5月の連休最終日(5月6日)、東京モノレールの流通センターで行われる「文学フリマ東京」に出店する。個人で文フリに出るのはこれで3回目。一年半に一回のペースで出店している。頒布するのは『ギャラリーあけ星』という小説。登場人物が何かしら動画配信などに関わっている、いわばYouTuber小説だ。実は新人賞の落選作ではあるのだが、賞の傾向には合わなくても、一般の人が読んで楽しめる作品になっていると信じている。だから、ぜひ会場に来ていただいて、手に取ってほしい。文学フリマには立ち読みコーナーもあるので、そこでじっくり読むこともできる。1部300円。そのほか、今回の文フリでは、前回出品した『世界線』や、文学界新人賞と群像新人文学賞評論部門の予選通過作をまとめた文庫本も頒布します。ぜひお買い求めください。



書籍/文庫判(A6)/68ページ/300円

【テーマはずばりYoutuber!

東京御茶ノ水のあるギャラリーでは、メンヘラオフ会、アフリカ文学読書会、Youtuberをモチーフにした写真展が行われています。

主要登場人物、全員Youtuber!
これが新時代の文学か!

とあるギャラリーに集う大人になりきれない者たちの物語。どうかあなたに届きますように。


 
サークル紹介:働くメンヘラ
サークル番号:ケ-38(配置図

メンヘラ文学の進化形! メンヘラさんもメンヘラじゃない人も、働いている人も無職さんも学生さんもみんな寄っといで!今回は前代未聞のメンヘラYoutuber文学爆誕だよ!そんな新感覚メンヘラ小説の新刊とサークル主宰者の文學界新人賞・群像新人文学賞評論部門の予選通過作をまとめた冊子も販売中!



5月6日に流通センターで行われる第二十八回文学フリマ東京の案内はこちら→https://bunfree.net/event/tokyo28/?_ga=2.35137444.440200172.1555708277-234140724.1555708277