神保町の三省堂本店の裏側に東京堂書店(東京都千代田区神田神保町1丁目17番地)という本屋がある。一階にはカフェが設置。購入した本をコーヒーでも飲みながらそのまま読める親切設計だ。最上階はホールになっていて、人文書系のイベント・スペースになっていることは、本好きならば周知のことだろう――ちなみに今月は柄谷行人の書評集出版を記念して苅部直との対談イベントがあるようだ、要チェキだぜ――。

 で、その東京堂書店さんが、なんと驚き、私の新刊『貧しい出版者――政治と文学と紙の屑』(フィルムアート社)のフェアーを開いてくれているのだという。

 ……というか、まあ、前から知らされていて、事前に荒木オススメ本も20冊ばかり選んで出版社にコメントも送ったのだが。まあ、そういう無粋なことは措いておいて、一月八日、実際に行ってみた。

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地下鉄からだとA7の出口から出るといいゾ!


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 ワッ! 眩しい!(くもない、実際は)

 か・ら・の~…

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 いつもの駅前であーる。

 どれくらいの人々に共感してもらえるかどうか分からないんだけど、朝この階段のぼっていると、自販機の補充のためか(或いは中のファミマかな?)、段ボール箱に車輪のついた器具を引きながら業者の人がガタンガタンやってるんだけど、アレ、すごい大変そうだよね。私が業者人だったら、「そんな喉渇いてんのかよ、お前らは砂漠の民なのか? 砂漠人なのか?? 飲み物欲しけりゃ上まであがってこいよ、クソが」とか思って地下鉄利用者全員を呪っているかもしれないね。大変なことだ。

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 出口を出たら左に曲がるべし。

 す・る・と…

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 で、でた~、伝説のすずらん通り!! ここをまっすぐ進もう。ちなみに、銀だこの新メニュー「もちチーズ味」は結構美味しかったぞ。私が思うに、銀だこ最大のイノベーションは、「ねぎだこ」(天つゆ+大根おろし)にあって、いや、それは超えないにしても、もう一つの主力「チーズ明太」のネクスト・ステージを感じさせるくらいのインパクトはある。うん、新商品開発担当の人、頑張ったな!

 勿論、ミッションは忘れていない。本丸は東京堂書店である。いや、もう一分もかからないよ。

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 あ、あった!

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 緑のフォントが映えるね。

 ……そして、ついにッッ!!!

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 キ、キターー!!! 一階の目立つところに、キターー!!!

 うん、いや、分かってるよ? もうちょっと間の写真なかったのかよってことでしょ? うん、撮り忘れたんだ。撮り忘れたんだぜ(二回いう)。

 というわけで、撮り忘れたぶんは各人実地に赴いて補填して下さい。フェアーの棚では、小林多喜二と埴谷雄高の関連本に加え、文芸批評や在野研究、エリック・ホッファーの関連本も充実。勿論、『これエリ』もある。
 
 ああ、あと、私の選書に関する推薦コメントが微妙に読みにくいんだけど、あれ、縦書きじゃなくて、横書きだからな? すぐに諦めて立ち去ろうとするなよ??

 フェアーがいつ終わるかどうかよく分からないが、大体今月(1月)いっぱいはつづくらしい。出不精は禁物。最低20回くらいは行こう!(一応断っておきますけど冗談で書いているので炎上とかさせないで下さいね)

 ちなみに、この日はこれを買いました。

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 オレも頑張ってゲンロって、ゲンロン院(元老院にかかっているよ)に入れるようになるぞ~!

 というわけで、ぜひ行ってみてね。最後に東京堂書店さんのツイートを引用してお別れしよう。チャオ!