【SBS】新宿文藝シンジケート読書会、第70回概要
1.日時:2016年12月23日(土)18時〜20時2.場所:マイスペース新宿区役所横店2号室3.テーマ:『2016年、あれ読んだこれ読んだ』
4.概説:年末にあわせ、2016年1月~11月の各月に選書された本について振り返り、加えて来年取り上げたい本をゆるく検討した回です。冒頭、さえき(@utubo)と東間(@Hainu_Vele)、荒木(@arishima_takeo)が数分ずつ各回概要と図書内容を紹介し、総括を行っています。
◆ 上掲の通り、2016年も押し詰った12月23日(土)の夜にSBS第70回読書会が開かれました。当月は特定の本を選ぶのではなく、2016年最後の会ということもあり、1月からの選書をまとめて振り返るという年末らしい会を行いました。以下、一覧を示します。
2016年選書一覧
【1月】
【2月】
【3月】
【4月】
【5月】
【6月】
ニコラス・G・カー:ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること [単行本]
【7月】
テクタイル:触楽入門 [単行本(ソフトカバー)]
【8月】
【9月】
【10月】
【11月】
2017年の見通し
◆ 当日の会は、動画を観ていただけば分かる通り、さえき、東間、荒木が各本についてリミット2分でコメントをつけながら振り返りが進行しました。2分というのは微妙な時間で、一言ですますには長く、詳細に語るとすれば短い。語り手の、本への理解度と弁舌力が問われる紹介形式だったと思います。
◆ 1~12月の選書を振り返ってみても、特定の傾向、といったものは見いだせないかと思います。会のコンセプトについては、発起人のさえきが書いた『読書会についての覚え書き』でも表明されていますが、専門書の精読を何ヶ月もかけて行うという学究的なものではなく、バックボーンの違う参加者の脳みそを刺激し、それぞれの考えをそれぞれなりに深められるようなディスカッションを誘発する本、が選書の基本となるためです。
◆ 故に、読める本におのずから限界や制限も発生しますが、「しゃべる」ための読書会としては致し方ないところです(もちろん、それ以前に、いわゆる理系の一般書や経済分野の本が皆無という特徴はあり、人文科学系の枠に縛られているとは言えるのですが)。
◆ 2017年も、既に山田昌弘『モテる構造』、加藤典洋『敗戦後論』と既に2冊を消化し、3月は森達也『死刑』を扱います。そして、12月にはまた振り返りが行われる予定です。さてさて、4月以降は一体どんな本が選ばれることになるのでしょうか?
◆ 引き続き、ご興味を持たれた方のご参加もお待ちしております。