【SBS】第56回会合概要

1.日時: 2015年10月24日(土) 18時〜20時
3.テーマ: 荒木優太《反偶然の共生空間ー愛と正義のジョン・ロールズ》(※ 第59回群像新人評論賞優秀作)を読む(Amazonリンク) 。
※ 発表・解説は荒木優太(@arishima_takeo)自身によるもの(動画参照)
 4.備考: FBイベントページ 



◆ 上掲の通り、10月24日土曜日18時から【SBS】の第56回会合が行われました。今月は、当会の参加者である荒木が、先だって《群像》の第59回新人評論賞で優秀賞を受けたロールズ論を自身自ら解題したのでした。先月取り上げた武田徹《偽満州国論》に引き続き、著者が自作を語る、という構図です。

◆ 《反偶然の共生空間ー愛と正義のジョン・ロールズ》は、〈偶然性への態度〉をキーに、高橋たか子や九鬼周造、ホッブス、アンダーソン、オルテガなど様々な固有名を用いながらロールズ流の正義(公正性=反偶然)について再検討する独創的なテクストですが、「(知識の前提を共有しない人間には)何が書いてあるのかよく分からない!」「不必要に込み入りすぎてる!」との声も一部であったようです。

◆ 当日は、そういった疑問に全て答える、「何が書いてあるのかよく分かる」解説が行われました。冒頭の動画には、その模様が収められています。


荒木
「難しいとかいうんで、しょうがなく自己解説するよ!」「内容を一言で表せば、それは"偶然ってやだなあ!"という気持ちにどうやって応答するのか、そういうこと」


◆ 本人がキリッ!と述べている通り、じつに「なるほドリ~!」というか池上彰感満載な内容であり、誰もが愛とか正義とか偶然性について分かった気になれること請け合いです。下の画像かGoogle DriveからレジュメPDFをダウンロードして参照しつつ、ぜひ御覧ください。

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◆ 「というか、そもそも、元のテクストを読んでいないよね」という方は、すぐに《群像》を買うべきかと思われます。


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◆ それでは、また来月!