色々あってヒロシマに帰ってきた。
帰省ではなく、東京を引き払ってきた。

広島ではなくヒロシマと書くのはピカドンを意識しているからである。

それはともかく、実家に暮らしてみて思うこと、感じること、特になし。

食材を買いにでかけなくてよい。朝昼晩とご飯が出てくる。勝手に掃除されている。自動的に洗濯されている。

もちろん一応は大人であるので、感謝はする。感謝の念も示す。
しかし、だからどうしたのだと思う。
別段メリットだとも思わない。
ふつうに、自分でできないことではない。

ふうん、こんなもんかと、思う。

まあ、それはともかく、今日荷物が届いたらすぐさま絵の制作に取りかからねばならぬ。取りかからねば自分がクソ人間になってしまいそうで恐ろしいのである。
恐怖であるから、それは脅迫観念にも似て、自分をせきたてる。

もっと、もっと、もっと。

おれは人とは違うんだ、人よりも優れているのだ、だからおれはすばらしいのだ、と思える根拠、根拠、根拠、根拠。。本当はなんの根拠にもならないのだが、思い込みで作り上げる、根拠。

それで、それでというわけではないが、なんとなく、小説を書き始めた。

まだほんのちょっとしか書いてはいないが、いろいろといい感じで気取りが無くなった今なら、意外にいい小説が書けそうな気がするからである。まあ、俗物根性としては赤瀬川源平か池田満寿夫あたりを狙っているのである。
とりあえずの書き出しはこうである。

シャワーを浴びるとなんかヌルッとして思い出した。ぼくのちんこ。ああ、そうだった、セックスしたんだったなと、思い出した。

小説がんばってネという人は、いいね!を押すように。
こんなことを言うといいね!が無かったときにちょっぴり切なくなってしまうのはわかりきっているのだが、いいね!を夜露死苦。