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 予告していた拙著『小林多喜二と埴谷雄高』(http://www.v2-solution.com/booklist/978-4-86476-088-1.html)がやっと、Amazonにて発売された。

 本書は多喜二と埴谷という両極端な作家のテクストを用いて、政治と文学の関係を再考する書物だ。なぜ出会ってもないのに同志との連帯を信じれるのか。リンチ事件を起こしてしまう政治組織の構造とは何か。なぜ多喜二の小説は読みやすいのか。なぜ埴谷の小説は読みにくいのか。大学では読めない新進気鋭の在野研究、ここにあり。どうぞ宜しく。

 目次はここに(http://www.en-soph.org/archives/22990899.html)。

(何と刊行日2月20日は多喜二の命日である。運命的なこのめぐり合わせに感謝している)。