声高な自己主張をせず、流行に目配せするわけでもないが、記憶のなかで長く輝きを放つ作品というのは確かに存在する。そのような作品に出会うと、寡黙さの背後にある輝きの秘密を探りたくなる。作品に潜在する、いまだ顕在していない造形の可能性を、過去から未来に到るまで汲み尽くしたくなる。
発表の機会を逃したくない。できるならば作品の展開を一連の系のなかで捉え、どんな些細な変化も余さず観測しておきたい。たとえそれが、作品間の連なりに亀裂をもたらす異質なものであったとしても。
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家屋の解体現場は、SNSに上げないでください…その写真を他の人が見ることで『裏切った』などと言われることもあるんです。
みなさまへ。件名の通り、新宿文藝シンジケート第94回会合を開催します。詳細は下記をご参照下さい。ふるってのご参集、よろしくお願い致します。1. 日時: 2018年12月15日(土) 18時00分〜20時00分2. 場所: マイスペース新宿区役所横店1号室3. テーマ:『あれ読んだこれ読んだ』2018年課題図書総括 !※ 当日は毎月選んできた本を、選んだ人々と共にわちゃわちゃとトークしながら一年を振り返り、ディスカッションもその流れを引き継ぎます。可能な参加者は、自分が今年読んだ本の中で記憶に残ったものなども持ってきて下さい。4.備考: 当日は場所代(ドリンク代込み)を各自1100円ずつご負担ください。読書会のあとは簡単な忘年会を予定しています。参加予定の方はFBイベントに《参加》のクリックをお願いします。ご質問・ご不明点あれば、以下アドレスまでお気軽にお問い合わせくださいshinjukubungei@gmail.com
連載【芸術とスタンダール症候群】とは?
筆者が【幸福否定の研究】を続ける上で問題意識として浮上してきた、「芸術の本質とは何か?」という問いを探る試み。『スタンダール症候群』を芸術鑑賞時の幸福否定の反応として扱い、龍安寺の石庭をサンプルとして扱う。
連載の流れは以下のようになる。
1. 現状の成果…龍安寺の石庭の配置を解く
2. スタンダール症候群の説明
3. スタンダール症候群が出る作品
4. スタンダール症候群が出やすい条件
5. 芸術の本質とは何か?