2014年11月


ウツ-5-1
さえき近影【Portrait:Depressed patients(Saeki Utubo Kazuhiko)
(撮影・編集/東間 嶺、以下すべて同じ)


ウツノウミカラ、キカンセヨ!censored 再開にあたって  

掲題の通り、中断していたうつ日記の 公開を2012年9月分より再開することにした。理由は二つあって、ひとつは志半ばで中断していたこの日記を読みものとして完結させたいという気持ちがあること、ふたつめはこれを再開することで、すこしでも精神疾患(うつ病など)をお持ちの読者の方々の慰安・勇気付けになればと願うからである。ちなみに筆者は2009年の夏に発病して以来、約5年にわたって現在もなおうつ病の治療中である。

以前、この日記が中断された理由をいま明らかにすると、筆者の家族から、無断で各人についての記述を公開することはプライバシーの侵害にあたると抗議されたことにあり、現在よりも格段に症状が重かったわたしは、その声にうまく応じてコンテンツの軌道修正を図る余裕がなかったことにある。

というわけで、今回タイトルに"censored" と加えて記しているのは、文字通り(自己)検閲済みという意味であり、検閲の方法は前述の該当部分を泣く泣く削除したり、伏せ字にしたことによる。筆者の 家族や親族、友人らについての生々しい描写が十全にできないことは残念だが、一億総インターネット接続時代の代償であることをご賢察頂ければ幸いである。

それでは、お楽しみください。

さえき 拝


» すべて読む
大槻憲二
(↑『大槻先生還暦記念帖』、東京精神分析研究所、1951)

 大槻憲二(1891‐1977)。精神分析学者。モリスを中心にした文芸評論から出発し、昭和初期にフロイトの翻訳と精神分析に関する論文執筆を盛んに行う。日本初の精神分析専門誌である『精神分析』を主宰。また、日本初の精神分析辞典である『精神分析心理学辞典』(岩崎書店、1951)を刊行。主著『精神分析概論』(雄文閣、1934)、『精神分析性格改造法』(東京精神分析学研究所出版部、1940)。著書多数。

» すべて読む

20141101155516


He saw a family consisting of the father, and mother with 2 boys and a baby. Keith saw father take the baby and throw it from the cliff into the water far below, and then he pushed the other children off the cliff. After that he pushed his wife and then jumpded himself. Keith and his men got there and saw guy still floating alive, so they shot him.

(断崖の上で)彼は父親と二人の男の子の手を引き赤ん坊を抱いた母親の一家を見た。その父親が赤ん坊を取り上げると断崖から遥か下にある海面へと投げ入れ、それから二人の男の子を突き落とし、妻の背中を押した後、父親自身も飛び込んで行ったのをキースは目撃した。キースとその仲間達が一家が飛び降りた場所に到着すると、父親が海面から浮かび上がってまだ生きている事が判ったので、彼等は父親に向けて銃を撃った。(拙訳)

Richard Carl Bright "Pain and Purpose In the Pacific: True Reports of War"


 
» すべて読む


 これまでの歴史において、人々はあたかも本当であるかのように嘘を書いてきた。では、なぜ反対にあたかも嘘であるかのように本当のことを書くことは市民権を得なかったのか。それは、少なからぬ人々が現にそうしてきたからであり、まさに市民権を得なかったという事実が人々が本当のことを嘘として書いてきたことの何よりの証拠である。
 小話を書きたるすべての者に救いあれ。

(北町与次郎『小話の原理』)
 
» すべて読む

shintaku-1 (1 - 1)
#01 " LIFE feat / 牛丼の滝(Cup noodle Seafood )" 


Flickr Photo album
LIFE feat/牛丼の滝 】---
流れ(落ち)るのは我が涙、ではなく牛丼、生卵、味噌汁、お新香、チーズ、カップ麺、そば、焼きそば、など--- 
https://www.flickr.com/photos/108767864@N04/sets/72157648592726737/


» すべて読む
img004
↑『ブラジル植物記――身近な有用植物の知識』、帝国書院、1962。

 橋本梧郎(1913‐2008)。植物学者。21歳のときにブラジルに移民し、そこから死ぬまで現地の植物採集とその研究をし続ける。後年、サンパウロに自然科学博物館を設立させる。日本政府より受賞多数。主著は『ブラジル植物記――身近な有用植物の知識』(帝国書院、1962)、『ブラジルの果実』(農林省・熱帯農業研究センター、1978)、『ブラジル産薬用植物事典』(アボック社出版局、2002)。その他多数。
  » すべて読む

 はじめに

 もともと、amazonのレビュー用に書いて一度投稿もしたのですが、読み直していたら書き直したい所や表記上の誤記なんかが次々に見つかり、そのたびにアカウントにログインして編集するのがわりかし面倒であることに加えこれはまったくamazonのレビュー向きの文章ではないなとも思いましたのでこちらに掲載するという選択をしました。(杏ゝ颯太)
 


» すべて読む
NEW POST
関連本
CATEGORIES