2014年07月
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生き延びるためのアート――荒井裕樹『生きていく絵』書評
- 2014年07月29日 10:23
- 書評
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【連載】ハルカトミユキ:第十回《もしかすると歌うという行為はこれがエッセイであることと同程度に根拠のないことなのかもしれない》
- 2014年07月20日 06:31
- エッセイ
- 【連載】ハルカトミユキ
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【訳】ジルベール・シモンドン『想像力と発明』第一部-07
- 2014年07月10日 17:42
- 【訳】ジルベール・シモンドン『想像力と発明』
- 翻訳
凡例1:この翻訳はジルベール・シモンドン(Girbert Simondon)が1965年から1966年まで行った講義の記録“ Imagination et Invention ” (Les Editions de la Transparence, 2008)の部分訳(40-42p)である。2:イタリック体の文章は「」に置き換えた。書物題名は『』、強調や引用を示す《》はそのまま用い、文中の大文字表記は〈〉に替えた。〔〕は訳者による注記である。3:訳文中の青文字は訳注が末尾についた語や表現を指し、灰文字は訳者が自信なく訳した箇所を指している。また、太字強調は訳者の判断でつけたもので、著者によるものではない。
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【連載】ハルカトミユキ:第九回《固有名に休息を》
- 2014年07月09日 15:29
- エッセイ
- 【連載】ハルカトミユキ
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在野研究のススメvol.13 : 相沢忠洋
- 2014年07月07日 20:35
- 在野研究のススメ
- OPINION&Critic
↑『An album――赤土にひそむ文化の謎に挑む 旧石器文化研究の幕開けは一人の青年のふとした疑問から始まった』、群馬県立歴史博物館、2001。
相沢忠洋(1926-1991)。タダヒロ。 考古学者。群馬県の赤城山麓周辺で納豆売りをして生計を立てながら、遺跡・遺物の発掘生活を続ける。新田郡笠懸村岩宿にて、日本で最初の旧石器時代の遺跡を発見し、日本の旧石器時代研究の扉を開く。主著に『「岩宿」の発見』(講談社、1969)、『赤土への執念』(佼成出版社、1980)。
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ある居酒屋に憤って気づくこと
- 2014年07月04日 16:36
- エッセイ
人間にも善人と悪人がいるように、居酒屋にもいい店と悪い店がある。
もちろん、善と悪とかいう二元論では語り得ないのがこの世界である。むしろ世界は曖昧なグレーに満ちている。そういえば、今まで折に触れて二元論二元論と書いてきたが、一元論というものもあるのだと、今朝知った。放送大学のラジオで。
その考え方はこうだ。
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その考え方はこうだ。
何がそんなに楽しいのか、最近は連日居酒屋に行っている。臨時収入があったわけでも、そもそも金があるわけでもない。無い金を絞り出して無理やり居酒屋に投じているのである。それはもう、道楽のレベルであって、はたから見れば単なる浪費である。
誰と行くのか?
一人で行くのである。
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誰と行くのか?
一人で行くのである。
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「くたばって終い?」後記
- 2014年07月03日 16:19
- エッセイ
- 告知
今月、「くたばって終い?――二葉亭四迷『平凡』私論――」を書いた。しがない小説家の半生を綴った四迷最後の小説『平凡』に内在する、「技巧」に富んだ小説構造(名前の配置やメタフィクション性)とそこから浮かび上がる高次のテーマ性(執拗なる文学のアンビヴァレンス)について考察した。文字数は12776字、原稿用紙だと32枚。目次は以下。
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- 序、くたばつて仕舞へ
- 一、三つの名
- 二、経済に拘束される小説家
- 三、死を看逃す
- 四、失われた〈終り〉を求めて
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寄稿:三上良太【『小林多喜二と埴谷雄高』理想人たちの寓話】
- 2014年07月02日 16:27
- 寄稿/転載
- 書評
Amazon:荒木優太 【 小林多喜二と埴谷雄高 [文庫] 】
※ このテクストはもともと高橋から荒木への私信として構想され、書かれ、何人かにメールが送られ、そののち、第三者の判断で公開が提案されることとなった。読者は、以上の経緯を念頭においてほしい。
1
小林多喜二と埴谷雄高という二人の作家がいて、少しだけではあるが、同じ時代に生きた。物語はこの二人の出会いから始まる、というのがこの本の書き出しである。といっても、二人が出会うことはなかった。せっかくどちらかがどちらかに会いに行ったのに、留守だったのだ。
昔の作家は、よく会いに行った。吉本隆明さんが太宰治の話をするときには、いつもあの人にカンパを頼みに行った。優しい人だった、と言っている。同じ話を何回もあちこちで言ってるのだ。それだけのことだった、ということだ。会いに行く、という場面から書き始めたのは、この著者のミソであるのかも知れぬ。書いた本人は人間嫌いである。そのことは本人がそう言っているから間違いない。違う言い方ではあるが。それなのに平気な顔でこういうことをする。著者は抜け目なく、なかなか油断のできない人物のようだ。
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