承前

 前回のエントリにおいて、近い過去の僕が書いた文章を引用し、「ハルカ」および「ミユキ」という固有名が表すものをそれぞれ述べた。

 もう一度繰り返す。

 「ハルカ」は顔を持つ。
 すなわち、言葉や姿を通して前景化している状態を指す。

 一方、「ミユキ」は顔を持たない。
 「ハルカ」の影の役割を担っている。
 
 そして、基本的には「ハルカ」=「ハルカさん」、「ミユキ」=「ミユキさん」であることが多いけれども、必ずしもそうであるわけではない。

 事実、私は「ハルカさん」の中に「ミユキ」を見出だした。

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