2014年01月

course boundary -  trimmed

                                                コース境界の標識。コース期間中はここから外に出てはいけない。


グティエレス神父(瞑想について-03)」より続く


『駐車場』

女性スタッフ用のダイニングルームは、コース境界の近くで、境界を越えたすぐ向こうが駐車場だ。コース期間中は会話禁止のほかにも、さまざまな制約がある。そのひとつが、コース境界内で過ごすという制約だ。散歩道を含む境界は広大で、狭苦しい思いをすることはない。でも駐車場は境界外だから、期間中は自分の車まで行くことはできない。

スタッフ用ダイニングルームと同じ建物の中に参加者用のダイニングホールもあり、天気のよい日は食事をすませた女性たちが無言のままコース境界の近くをうろついていることも多かった。スタッフが食事していると、窓越しにその様子がよく見えた。

「ねえねえ、あの参加者、食事の後いつも駐車場の方を見てるのよ」

あれは何日目だったか、キッチン仲間の女性が他の仲間にそう話しかけた。
窓の外を見ると、サングラスをかけた女性が手にマグカップを持ち、駐車場のほうに顔をむけて立ちつくしている。

「ひょっとして、脱走しようと思ってるんじゃない?」

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Camila
                映画「カミーラ」より グティエレス神父とカミーラ



『カミーラ Camila』
1984年:アルゼンチン・スペイン合作
監督:マリア・ルイサ・ベンベルグ
劇場公開日:1992年2月29日
配給:岩波ホール
参照:映画.com(http://eiga.com/movie/43426/
 


砂漠の瞑想センター(瞑想について-02)」より続く


『神さまは人間の願いを超えて』

この映画のことも、グティエレス神父のことも、何年も思い出すことはなかった。
瞑想センターでの経験は時に、こんな関係なさそうなものまで私の記憶から引っぱり出してくる。

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詳細な日程は未定だが、今年2014年の後半に下記ギャラリーで個展の予定である。 



沢田マンションギャラリーroom38(高知県) 


ここは東京都。地元は広島県、からなら多少は近いが、いかんせん友達は皆無。そしてもちろん高知県にも知り合いは皆無。というわけで、いったい誰が来てくれるのかはわからないが、ぼくのファンならばきっと来てくれるはずだと思う。二人か三人くらいは。つまり、両親と妹くらいは。 

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SCVC air

砂漠の瞑想センター (Google Map Satellite View)


『コースの始まり』


12月18日、コース開始にあわせて瞑想センターに到着した。瞑想のコースは10日間だが、集合日を0日目と数える。その日の夜に最初のグループ瞑想があり、その時点からコース参加者は会話禁止になる。しゃべるのだけではなく、アイコンタクトや身振りでの意思疎通も禁止だ。10日目の午前中に会話が解禁され、11日目の早朝に最後の講話があり、その講話でコースは終了する。

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昨年も書いたのだけれど、私は2010年以来、毎年この時期になると、山中の僻地にある瞑想センターで瞑想のコースに参加している(参照:「今年の瞑想」http://www.en-soph.org/archives/22476712.html)。

だが、今年(もう昨年だが)は砂漠の瞑想センターで、コース運営の手伝いをすることにした。今日から九回ほど、そのときのことについて書いてみようと思う。


【瞑想に人間性を高めるというような効果を期待してはいけない】

砂漠のセンターは私の家から車で3時間くらい。2011年の春にこのセンターが開所する直前から、たびたび手伝いに行っている。まとまった休みをとるのは難しいので、いつも2日か3日、長くても5日の滞在だ。でも今回はコースの最初から最後まで、11泊12日の日程で手伝うことにした。通しでコースの手伝いをするのは初めてだ。

瞑想センターと聞けば、さぞかし平和で穏やかなところだと思うかもしれない。そういうところに滞在すれば、きっとすっきりキレイな気持ちになれるだろう。それは正しいが、瞑想センターは、お客様の満足を約束するリゾートではない。心をキレイにすることができるかどうかは本人次第だ。

私の場合、滞在中にストレスで悩むことも少なくない。
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