転載元:大村益三 〈B術の生態系〉Bな人のBな術(2013年8月30日更新)
【承前】
プラモデル雑誌「月刊 Model Graphix」2009年4月号から2010年1月号に掲載(2009年10月号休載)された「原作」の漫画のタイトルに「妄想カムバック」とある様に、劇場アニメ化された「風立ちぬ」もまた紛れも無く「妄想」であり、従って広く共有される事を始めから放棄している。劇場では「映画をご覧になったあとにお読みください」と書かれた二つ折りのカードが渡される。それを開くと鈴木敏夫プロデューサーの自筆メッセージと、QRコード、検索ワード、URLが載っている。そのメッセージは観客に対する「試験問題」になっている。
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