2012年8月11日
無職15日目。昨晩の飲み会の興奮の余波で朝4時ころまで眠れず。その後一度起きて、ベランダに洗濯物を干したあと、寝たり起きたりを夕方まで繰り返す。
寝たり起きたりを繰り返すのは無為かつ不毛なので止めたいが、最近これがクセになってしまっていて大変良くない。なんとかしたい。当然、妻の機嫌が良いわけがなく、墓穴のなかに更に穴を掘っているような気持ちがする。
8月12日
無職16日目。妻が単独で群馬に帰省。ひとりで洗濯物を畳む。
夜、オリバー・ストーン監督『ニクソン』をDVDで観る。ちょっと観念的な構成&再生時間3時間越えで、くたびれた気がしないでもない。面白くなかった訳ではないのだが。
8月13日
無職17日目。
次の仕事に、図書館司書はどうか、あるいは日本語教師はどうかなどと、無職のわたしにいろいろな意見をくれる友人たちへの感謝の念にたえない。
しかし、無職になってみると、ここから精神を回復させ、就職活動をし、再就職して、と徐々に生活を立て直していくのが遠い道のりのように思える。おそらくあまり心配しても仕方がないのだろう。からだを動かしていくしかない。
夜、6時から国分寺会を久しぶりに新宿で開いた。Kさん、Mさん、Oさんとわたし。酒を飲みながら愚にもつかないことを話していた気がする。8時にはお開きとなり、それぞれ解散。わたしは帰宅して妻と口論をした。
8月14日
無職18日目。やる気がぜんぜん出ない、これっぽっちも。こまっちんぐ。
夜、帰宅した妻に罵倒され、悲しいが、自分のやる気のなさが原因なので仕方がないと思った。
8月15日
無職19日目。やる気が無い、これっぽっちも!正直、参ります。いやもう参ってます。どうしてこんな風になってしまうのか…。
やる気が起きない=意欲の低下もうつ病の症状らしいが、この辛さはいかんともしがたい。死にたくなるのも辛いけれど、やる気の無さも地味にダメージを与えてくる。自分のやる気の無さで、自分がダメージを受けるのだ。なんて滑稽なんだろう。悲しいが、悲しさを通り越して、むしろ虚ろな気分で一杯だ。さすがに、自分を哀
れむのにも飽きてきた。
妻への迷惑を考えて、あすからまた実家へ行こうと思う。彼女の疲れすぎた顔を見るのは忍びないし、お互いの精神衛生上、少し離れたほうが良さそうだ。妻は数日前から、わたしに実家に帰るよう、繰り返し促しており、それにすぐに従うのも癪で、どうしてこんな風にムダな
プライドが働くのだろうと悩みつつ、癪は癪で仕方なく、しばしば思考停止していたのだった。
思考停止したところで、何か状況が改善する訳ではないので、さらに精神的ストレスは溜まり、どうしようもない気分となる。その気分の中に、間抜け面してプカプカと漂っているかのような毎日だ。
何も考えたくないが、何も考えない訳にはいかず苦しんでいるのだが、いまわたしに必要なのは行動だろう。分かっていても、うまく行動できないのだ。この辛さ、分かってもらえるだろうか。甚だ自信が無い。
こんな日記を書く元気はあるのに、行動はできないだなんて、へそが茶を沸かすに違いない。しかし、そういうふうにできているようなのである。病は実に厄介だ。
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