2012年7月10日

月末を以て退職することになった。
ショックである。
こういう時にも半端に高いプライドが邪魔をする。
そのプライド以上に今の自分には自信が無い。
自己評価の揺れが激しすぎるとわたしは思う。
ところでうつ病は治るのだろうか。治すという強い意志が必要なのだろうか。いろいろ分からない。分からないが、分からないなりに生きていくしかない。
無惨である。
しかし、人生はそんなものかもしれない。
わたしは自分の人生に、何をそんなに期待していたのだろう。

謎だ
 


2012年7月11日

昨晩、妻にいろいろと話をした。
まずは病気を治すこと、働けるかどうかはその後の問題だと言われた。実にその通りだと思う。
しかし、退職するのはやはり不安だ。
今から怯えてどうするという感じではある。
こんなに自分は臆病だったかと自己嫌悪タイム。
そして今日の診察予約を寝過ごしてふいにした。
自分はいったい何がしたいんだろう。
意志が持てないのか。
つらさとあほらしさが同居するおろかさに呻かざるを得ない。
 



2012年7月13日

これ以上生きていても仕方ない、という感じが延々と続くのがうつ病の症状のいちばん辛いところだ。それなのに思うことは、仕事に戻らないと…だったりする。仕事云々の前に、まず生きていても仕方ない、死にたいという気分を治していかねばならないのに…。
どうもわたしはずれている…。
死にたいという感じはいろいろな程度があるが、仮にそういうことを感じているにせよ、人前で口にすべきではないと考える人は多いだろう。わたしもそう思うが、ついついつぶやいてしまう。傍迷惑である。
 



2012年7月17日

退職するのはやはり不安だ→退職したら会社に電話しなくても良いんだ→なんだかすっきりしてきて体調も良くなってきたぞ。
なんかね。なんなんですかね。
結局働きたくなかったの!?
というところ、謎だなあ。
自分で謎だとかいってる時点で、何とかせよって具合ですが。
 



2012年7月19日

実家滞在5日目。あっという間だった。あすは新所沢で友人の中村さんと酒を酌み交わし、世田谷の自宅に戻る予定である。
しかし、精神状態が良くなってきたら、とたんに今の会社を辞めるのが惜しくなってきた。7/27に出勤できれば一応首はつながるんだがな、などと思う。だいたい中途入社のため に再就職活動をしなければならないなんてめんどくさすぎる。あぁ、馬鹿馬鹿しいけれど悩みは尽きない。
 



2012年7月20日

実家滞在6日目。
少々寝坊したので、罰として床の雑巾がけをした。母のパソコン指南を少々。Wordを使いこなせるようになりたいという母の熱気に圧される。
そういえば母は今月の4日が誕生日で、58歳になってしまった。母の還暦が近いのだと思うと、自らのいたらなさに改めて恥じ入らざるを得ない。
夜7時頃には隣町の新所沢へ移動して、中村さんとつぼ八で3時間ほど飲み食いした。中村さんとはいつも音楽や文学の話を するのだが、昨日はどうもお互いの仕事についての話が多かった気がする。仕事の悩みや転職などはアラサー的なトピックかもしれない。しかしこういう話がで きる友人がいて、まことにありがたいものだと感じた。わたしは本当に友人に恵まれている。
本当はジャズバーにも行きたかったのだが、10時過ぎの西武新宿行きから東村山~国分寺~吉祥寺~永福町~明大前へと乗り継ぎをくりかえして雨のなか帰宅。半分眠りかけの妻の足をマッサージして、わたしも床に着いたのだった。実家滞在ウィークはあっという間に過ぎて、また自宅に戻り、来月はとうとう8月である。今年が、2012年がどんどん終わっていく。