証言 班目春樹 原子力安全委員会は何を間違えたのか?
 【 国会事故調 2012年2月15日 班目春樹 】                   新潮社刊 「証言 班目春樹」


「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまう」

◆ 事故から二回目の3月11日を迎えたと思ったら、あっというまに10日以上が経った。昨年の3月11日に、「ちょうど一年になる」とかなんとかFacebookやTwitterで呟いていたときから、本当にあっと言うまに、さらなる一年が過ぎたのだ。

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 初めに断っておくが「2.0」に特に意味はない。今のうちに使っておかないと、そのうち使うのが恥ずかしくなりそうだから、使ってみただけだ。

 (もうそろそろウザイと思われているかもしれないが)先月、単著『小林多喜二と埴谷雄高 [文庫]』をAmazonにて発売したのだが、Twitterでのつぶやきをみてみると、Amazonに対して敵愾心をもった方が案外多いようだった。ネオリベ批判、或はグローバリゼーションの名を借りたアメリカニゼーション批判の一貫なのかもしれないが、私自身はそのことに関して余り興味はない。本題はそこではない。

 私は別段Amazonに拘っているわけではない。そもそもアマゾン・ユーザーとしてはほとんどビギナーに等しく、Amazonで初めて本を購入したのは今から丁度半年ほど前でしかないのだから、こだわる理由など探そうとしてもみつからない。私としては何らかの負荷と引換えに本が交換されればそれで良く、Amazon販売にしても閲覧者の限定される物理的書店よりも多くの人の目にとまるネット書店の方がコストパフォーマンスがいいだろうと考えたからだ。

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 中村さんと酒を飲むまで、あと4時間はある。この時間をいったいどうやって潰そうかと考えた。しかし、あまり良い考えは浮かばなかった。しかたなくわたしは新所沢駅前のドトールに入ることにした。ドトールに入ってアイスコーヒーのLサイズを注文し、席に着いた。喫煙席はきちんと換気されており、混み具合も適当だった。わたしはかばんから谷川俊太郎の詩集を取り出して読み始めた。しかし、彼の詩はあまり心に響いてこなかった。仕方ないので、中村さんから借りているその詩集を閉じ、マルボロアイスブラスト8mgを一本箱から引き抜いて、安っぽいライターで火を着けた。いつもと代わり映えのしないマルボロの味。最近は一日に一箱、つまり20本を吸ってしまうのが常だった。

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 タイ側の国境の町、アランヤプラテートまでは列車を使い、カンボジア側の国境の町、ポイペトからはバスを利用した。
 タイの首都バンコクに住んでいた
10年前、ビザ更新の為に訪れたカンボジア旅行の話だ。
 元々カンボジアには全く興味が無かった。しかし最初の旅行でアンコールワットのあるシェムリアップという町を気に入ってしまった。そしてその後、バンコク在住の二年弱の間に、僕は四、五日から最長一ヶ月まで、結局計五回程シェムリアップに足を運ぶ事になる。

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 先月、研究成果である『小林多喜二と埴谷雄高 [文庫]』を発表発売した。

 以下、その正誤表を掲げておく。二週間程時間をとって、注意を払って校正に臨んだつもりだったが、多くの誤りを出してしまった。深く反省する。これも含めて今現在の自分の無能と受け取り、今後さらに精進していきたいと思う。次の活動に、この経験が生かせれば幸いだ。

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春が好き春が好き春が好き。
思わず冒頭から春への想いを3連発してしまうくらい春が好き。


春が好きとってもとても春が好き (予備校勤務/29歳)


2月になり寒さが続くとますます春が恋しくなって挙句の果てにはこのような偏愛に満ち溢れどうかしてしまったようなナンセンス俳句を詠んでしまうくらい春という季節に恋焦がれていると言っても過言ではありません。

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色々あってヒロシマに帰ってきた。
帰省ではなく、東京を引き払ってきた。

広島ではなくヒロシマと書くのはピカドンを意識しているからである。

それはともかく、実家に暮らしてみて思うこと、感じること、特になし。

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 物騒なのはタイトルだけで、中身は大したことのない「お願い」を書き込んでおく。

 今月、私は在野研究の成果である単著『小林多喜二と埴谷雄高』を発表し、現在Amazonにて販売している。勿論、是非とも買っていただきたいのだが、それでも「捲ってみたいけど、買うのはちょっと…」という人もいるだろう。そんな人(とりわけ大学生)に是非お願いしたいのが、よく通っている図書館に拙著の購入希望リクエストを提出してもらえないだろうか、ということだ。市販されているためISBN(国際標準図書番号)も取得しており、又、内容も学術的であるために、十分検討の余地があるリクエストに適うはずだ。

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