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   Photo by Sara Gartlan

山の中の瞑想センターで年末年始を過ごすのも三回目になった。
初めての時のような、未知の世界に放り込まれてアイデンティティを失うような衝撃はもはや期待できない。あの時は誰も私を知らなかった。私も、誰も知らなかった。でも今回は、コースに参加するため集まった60余名の女性の中にも、コースをサポートするメンバーの中にも、私を知っている人がいる。逃げも隠れもできない。自分自身と深く向かい合うことになったのも自然の成り行きかもしれない。

最近は瞑想を始めたきっかけをいちいち考えることもない。2010年に瞑想を始めたのは、そもそも自分の心をよく知りたいと思ったからだ。人が死んだ。もし私が自分が本当に望むことを自覚していれば、それは防げた、そうでなくても今一度その人に会う機会があったかもしれない。そう思うと頭がおかしくなりそうだった。だから今回のセンター滞在で自分を見つめることができたのは、自分自身が望んでいたことではないのか。それは魅力に乏しい地道な行いだ。ドラマも何もない。

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【幸福否定の研究とは?】


勉強するために机に向かおうとすると、

掃除などの他の事をしたくなったり、娯楽に耽りたくなる。

自分の進歩に関係する事は、実行することが難しく、“時間潰し”

は何時間でも苦もなくできてしまう。

自らを“幸福にしよう”、"進歩、成長させよう”と思う反面、

“幸福”や“進歩”から遠ざける行動をとってしまう、人間の

心のしくみに関する研究の紹介




前回までに、笠原氏の心理療法のもとになった【小坂療法】自体の解説と、「小坂療法が続けられなくなったいきさつ」を書きました。

「反応を追いかける」
「症状の直前の記憶が消えている出来事を探る」

【小坂療法】は以上の2点を科学的方法論とし、笠原氏もそれを踏襲しています。
今回はまず、小坂医師の精神分裂病の原因に対する解釈の変化について簡単に書き、方法論を踏襲した笠原氏の理論と比較してみたいと思います。

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 「鳥餅ですって?」とわたしは思わず訊いた。
 「はい、鳥餅ですよ。駅前の西友で売ってます」。中村さんはうなずきながら答えた。
 「その鳥餅でいったい何をするのですか?」
 「先ほど言った通りです。さまよえるさえきさんの魂をうまく取り持つんです」
 「鳥餅ゆえに?」
 「そうですね!鳥餅で、さまよえるさえきさんの魂を、魂の入れ物に定着させるんです。アキャラカホイ!」
 「な、なんですか、突然。そのアキャなんとか、というのは?」
 「これはさまよえる魂をさえきさんの肉体へと導く祈りの掛け声です!!」中村さんは力強く言った。

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 清水幾太郎の『流言蜚語』(ちくま学芸文庫、2011・6)を読んだ。初出は1937(昭和12)年、日本評論社。主として関東大震災の報道や伝聞を関心の中心にした言葉の力についての論考である。

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 何がなんだか知らないが、気がつけば、落ちている最中だった。
 一方で、周囲の風景は、ただひたすら上昇していく。
 しかも、高速で。

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ごきげんよう。
いつも腰砕けな徒然を投稿させていただいている新宅睦仁です。
このたびは展示のお知らせをさせていただこうと思いますので、ふざけません。
真顔でお付き合いください。

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◆ 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
新年早々、放射能とか原発とかヤメてくれよというご意見もあるでしょうが、年末だろうが正月だろうが一時たりともヤメられないのが福島の方で行われている事故収束作業なのであり、従って、TEPCOに業務委託及び監視するサイドの我々も、一時たりとも考えるのをヤメるわけにはいかない、という次第なのです。もちろん、現実的にそんなことは不可能なので、「せめて、フリだけでも」ということですが…。





◆ で、件名の映画なのだけど、いやあ、酷かった。開口一番、ストレートに、その言葉しか出てこない。あまりにも酷いので、本当は年内にごく端的な「注意喚起」(こんな映画を観るのはヤメましょう、ということ)を書いておきたかったぐらいなのだけれど、結局、年をまたいでしまった。正月には、手をつける気になれなかった。

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あの時、一度ぼくは死んでしまった。かつてのぼくは死んでしまって、いまあるぼくは、見かけは以前とそう変わらないが、本質的にはまったく異なった存在になってしまった。この考えから、わたしは次第に逃れられなくなってきていた。そのことを中村さんに話してみたいという気持ちは確かにあったのだが、彼が理解してくれるかどうかは微妙なところだった。しかし、自分が一度死んでしまった、というような明らかに聞き手を不安にさせる話題に動じずに話を聞いてくれる友人は、彼くらいしか思い浮かばなかった。わたしは勇気を出して、中村さんにケータイでメールを送ってみた。メールを送ってから、一時間ほどあとに彼から返信があり、新所沢パルコの1階にあるロッテリアで、話を聞いてもらうことになった。
 

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