『回花歌』---梗概

舞台は2000年代、とある大陸の西方にある街。"私"と家族は牛肉麺屋を営んでいる。街は、かつて核実験が行なわれていた土地のすぐ近くにあり、その影響を暗に示すような出来事が、家族の周囲ではいろいろと起きている。しかし、"私"と家族を含め、街の人々は核や原子力に対する正しい知識や情報を持たず、故に恐れを抱くこともない。彼らは宗教と自身の信仰心を大事にし、家族や親族、友達を大事にして生きている。「何かがおかしい」と感じられるような状況下でも、人々の生活は変わらずに続いてゆく。『回花歌』は、そんな物語である。
 


1---朝


 朝の5時になると母屋から店の厨房へと向かい、その隅にひざまずいて母とともに礼拝を行った。父や兄、いとこのライヒは、叔父の運転する農業用トラクターに乗ってモスクへ向かった。これから夜が明けるなんて思えないほど外は暗かったが、そのうちに朝が来ることは間違いなく、しばらくするとモスクへ出向いた者たちが戻ってきたので、私達家族は開店の準備にとりかかった。

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連載【芸術とスタンダール症候群】とは?

筆者が【幸福否定の研究】を続ける上で問題意識として浮上してきた、「芸術の本質とは何か?」という問いを探る試み。『スタンダール症候群』を芸術鑑賞時の幸福否定の反応として扱い、龍安寺の石庭をサンプルとして扱う。

連載の流れは以下のようになる。

  1. 現状の成果…龍安寺の石庭の配置を解く
  2. スタンダール症候群の説明
  3. スタンダール症候群が出る作品
  4. スタンダール症候群が出やすい条件
  5. 芸術の本質とは何か?


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告知


◆ 2017年4月1日発行のインディペンデント文藝誌【Witchenkare(ウィッチンケア)第8号】に、エン-ソフからも東間嶺と中島水緒が寄稿しています。タイトルは、それぞれ《生きてるだけのあなたは無理》と、《山の光》になります。公式情報は下掲の宣材チラシおよび媒体ブログの【告知】を御覧ください。東間は5号から四回目、中島は初の寄稿です。

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『幸福否定』と『芸術』と『スタンダール症候群』


久しぶりの投稿になります。
2012年から2014年まで【幸福否定の研究】を連載していた渡辺です。

あれから数年が経過し、自身の認識に様々な更新があったため、また新しく連載をはじめようと思いたちました。『スタンダール症候群』という奇妙な現象の研究を踏まえながら、「芸術の本質とは何か?」を探る試みです。
 

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【SBS】新宿文藝シンジケート読書会、第72回概要
 
1.日時:2017年02月25日(土)18時〜20時
2.場所:マイスペース新宿区役所横店2号室
3.テーマ:加藤典洋『敗戦後論』を読む。
4.概説:荒木優太『敗戦後論超約』→https://drive.google.com/file/d/0B5Z85xuBi5K3dFR5R2cyRVRVRTQ/view?pageId=109661363927442511422
5.備考:FBイベントページ
https://www.facebook.com/events/1390946307634557/
 

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