路地ト人、路地ニ人々配布用フライヤーjpeg_ページ_1
吉川陽一郎+東間嶺+藤村克裕『路地ト人/路地ニ人々』フライヤー表面

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 本編に入っていきなりで不躾だが、まず旅の反省からはじめたい。

 一つは、次回は必ず改善しようと思っている荷物の問題だ。もっと荷物を減らすべきだった。
 上の写真は友人に頼まれて帰りの那覇空港で撮った今回の荷物だ。 このバックパックは小さく見えるが、ベルトで調節できるマチ幅がかなりあり、最大で35リットル程度入る。

 旅は身軽であればあるほど良い。そうは思いつつも久しぶりの旅で心配だったのだろう。結局バックパックのマチ幅は最大限に解放され、荷物は膨れ上がった。

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3月23日の夕刻4時、飯田橋のトッパンホールに瀬川裕美子さんのピアノリサイタルを聴きに行った。

トッパンホールに足を運ぶのは3回目。彼女のリサイタルでは充実のパンフレット(末尾に掲載した前回公演のレビューを参照のこと)もいつも楽しみにしている。パンフレットの文章は、瀬川さんがリサイタルに賭けるさま、そのドキュメントなんだと思う。もちろん演奏そのものが主で、パンフレットは従だと思うのだが、毎回そこに詰まったエネルギーに唖然とさせられる。演奏曲をみずからの血肉にしようとする、瀬川さんの飽くなき執念!それを感じるから。

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ダナンのゲストハウス

 僕は今、ベトナムのダナンという街にあるグリーンバルコニーという宿の軒先に設けられたテラスでこのまえがきを書いている。

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"Witchenkare" (撮影:東間 嶺、以下すべて同じ)

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 小説を書くことが止められない。最初は作家になりたいと思って、就職活動みたいな気持ちで書いていた。新人賞に応募し、かすりもしなくても、根拠もなく自分は作家になれるのだと信じていたし、落ちても落ちても書き続けてきた。

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